八王子市にある独立行政法人森林総合研究所多摩森林科学園様から苗をご提供いただきました。
サクラ保存林から丁寧に掘り起し、苗木を霞ヶ関まで運びました。樹高1.2mほどの赤ちゃん苗木です。
バラ科 Rosaceae
‘はるか’
Cerasus ‘Haruka’
‘はるか’は、独立行政法人森林総合研究所多摩森林科学園のサクラ保存林に植えられている’思川(おもいがわ)’の種子を1999年に発芽させたものです。花粉親は’手弱女(たおやめ)’と推定されています。花弁は基部が白色に近い淡紅色で14~19枚の八重咲きです。開花期は4月中旬頃。2012年に、種苗法に基づく品種登録を出願しています。
【命名の由来】
2013年に放映されたNHKの大河ドラマ「八重の桜」にちなみ、福島県では八重桜を復興のシンボルとしています。そこで、森林総合研究所が育成した桜を福島県に寄贈し、大河ドラマ主演の綾瀬はるかさんによって、’はるか’と名付けられました。現在、復興支援に対する感謝の気持ちとして、福島県から全国に’はるか’の苗木を贈呈・植樹するプロジェクトが進められています。